月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

blogで勉強方法公開しちゃっていいの?問題

blogでは私が常々考えているくだらないことから、具体的な勉強方法まで色々書いていますが一番の目的は私の考えを知ってもらうことです。私の塾はまだ生徒数も多くないし、開いてから3年たっていないので、入塾を検討している人が事前に手に入れることが出来る情報がほとんどありません。「あそこは良かった」とか「追い返された」とか、噂をたてる人がそもそも少ないですから。

個人塾というのは、私と生徒の相性勝負みたいなところもあるので、こうやってblogに色々書いておけば「この人は良さそうだ」「近寄っちゃいけなそうだ」ということを、おのおの判断できるでしょう。なので、思ったことや考えたことは片っ端からblogにして公開しています。

そのなかで、勉強方法というのはともすれば塾の商売上の秘密にしておかないで良いのか、と思う人も1000人に1人くらいいるかもしれませんので、この点について書いておきます。

どれだけ勉強方法を公開しても、私の塾生が不利になることは全くありません。そして、blogを読んだ人が有利になることもまたありません。

私の予想では、「へー、良いこと知った」と思った人のうち実際に行動する人はほとんど居ません。たとえばテレビですごく有名な予備校講師が「いつやるか?いまでしょ!」と、まさに受験の真実を伝えたところで「たしかにそうだな(鼻くそホジホジ)」と"思って"終わります。

大学受験の難易度が、過去数十年間ほとんど変わっていないことからも明らかです。iPhoneなんて10年前とくらべてものすごく進化しているじゃないですか。普通、知識が蓄積されるとものごとは進歩するんです。

でも、大学受験の難易度って変わらないんです。合格する人は10年前も今も、おそらくやっていることがほとんど変わらない。スタディサプリのような新しいサービスが登場しても、yahoo知恵袋で気軽に相談できるようになっても、なぜか大学受験というのは難易度が変わらないんです。

ということは、どんなに便利なサービスや分かりやすい授業があったとしても、毎年の受験生50万人のうち、実際にそれを利用して行動に移せる人は3%とか5%であって、その割合が変わらない以上、どんなに革新的なサービスが出てきてもそれが原因で不利になることも有利になることも考えにくい。

そう考えると、私がどれだけ有益だと私が思っている情報をblogで公開しても全く問題ありません。

一応、企業秘密的な位置づけにしてblogに書いていないこともあるんですが、それすら公開しても何ら問題になることはないと思います。これだけは生徒にしか教えたくないという私の気持ちの問題です。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp