塾の授業は18時開始を基準にしているので少なくとも塾のある日は部活を休むか切り上げないと授業に参加することはできません。また、学力が低すぎる割に部活を続けるというブレーキとアクセルを両方踏むような行動をする生徒は入塾させていないこともあり、私の塾には高3の最後まで部活をがっつりやる生徒が少ないのです。
むしろ、高1とか高2の途中で「時間を工面できない」という理由で部活動を辞める生徒が多い。で、そういう生徒が部活を辞めるときに必ず言われることがあります。必ずです。
「部活を辞めるやつは、受験もうまくいかない」
そう言って退部を引き留めたいのか?最後に嫌味を言ってスッキリしたいのか?わかりませんが、とにかく言われます。
駅のホームで車掌さんが「前方良し、後方良し」と指をさして確認したり、ファミリーマートで「Tポイントカードよろしかったですか〜?」と聞かれるのと同じくらいあまりに定型的なので、様式美すら感じさせるくらいです。
部活を辞めるというのは多数派か少数派かでいえば少数派に属する 、少なからず熟考と勇気の必要な行為なのだから、その判断を素直に尊重してくれればいいのに。
ちなみに、最近部活を辞めて、この定型文を言われなかった初の生徒がいました。「自分の時間だからね」的なことを言われておしまいだったらしい。やはり、名古屋市内の高校です。それが普通の反応だよな、と思います。