月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

常滑まで行って急須を買わないで帰る

先日、妻と常滑へ急須を買いにいってきました。今まで常滑といえばセントレアを使うときにお世話になるか内海にいくときに通り過ぎる街だったので、常滑自体を目的として訪問するのは初めてでした。下道で行ったら、半分高速道路みたいな国道155号線というのが通っていて案外近いような気もしますが、清須市からだと名古屋市内を通り抜けるのにちょっと時間がかかる。夏休みに中学生向けの講習を開いたときに常滑市から通ってくれた生徒がいまして、近いと行っても「はるばる」やってきてくれたのだなと思ったのでした。

さて、焼き物の街というとお店とお店のあいだを車で微妙に5分くらい走りながら回らないといけないイメージがありますが、常滑は販売店が集落となっているので車をとめたら歩いて1分くらいの間隔で店から店への移動がラクな街です。しかし、集落がかなり複雑な路地になっているので、一瞬で迷います。

迷い始めたあたりで、散歩中の現地のおばあちゃん(タミエさん)と立ち話になって、私たちは地図をもっていなかったので「お店はこっちよ」と、案内してもらいました。小一時間ほど案内してもらったあとはお茶をご馳走になりました。カフェもたくさんあるのです。私はあまり遠慮がないので「私が出してあげるから好きなものを頼みなさい」と言われたら「ありがとうございまーす」といって、躊躇無く好きなものを注文します。善意は甘えておけばよいのです。2回遠慮して3回目で受け取るという作法は私の場合、合理化のため省略されます。

その後、おばあちゃんにお土産まで買ってもらってお別れしました。

そして肝心の急須は、数が多すぎて決められずにいて最後のお店で「これだ!」というのが見つかったと思ったら急須と湯飲みセットで12,000円という高級品で、さすがにその場では買えずに帰りました。手に持った感触、色、デザインなどダントツに良かったのですが「これが一番いいよね?」と興奮気味に話しても妻はなんとも思っていないようでした。

焼き物の街での買い物って、欲しいもののイメージをかなり明確に持ってないと買えないですね。似たようで微妙に違うだけのものが多すぎて、選べません。今回は「急須」という条件しかなかったので選ぶまで至りませんでした。一応、「玉光」という窯元の急須が好みだということだけわかったので、次回は玉光の直営店に行きます。

帰りみちに近くの港に寄ってみたら景色が良かった。私は海に面した街で育ったので、海を見るのが好きですね。地元に帰りたい欲はゼロですが、地元の海を見たいという欲求は常々持ってます。周期T=2秒くらいの波の音が聞きたいのです。

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清須市の大学受験 相伝学舎
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