月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

模範解答を読んでも意味不明だったら 3

前が分かると後ろが分かる

後ろが分かると前が分かる

というのは、好きな映画を繰り返し2回、3回と見た経験がある人なら分かると思います。1回目で全体のストーリーが分かると、2回目、3回目にはメインのストーリーを支える細かい演出が目にとまって「このセリフは、こういう意味なんだな」というのが感じられることがありますよね。

ワイルドスピードみたいなシリーズものだと、いきなり最新作を見ても「?」となるけど1から通しで見るとすごく面白く感じられるシーンが多いですよ。私、初めてワイルドスピードをみたのがたしか7作目で、いきなり「ハン」という韓国人の葬式シーンから始まるんですが「は?誰?なんでみんな悲しんでるの?」みたいにね、なるんです。取りあえずと思って最後まで見てみると意外と

面白くて、1作目から勉強しなおして、7作目に戻ってくると、1回目よりも意味がわかるので面白い。

これなんかは「よし受験勉強するぞ!」と思って、そのとき学校で勉強していた微分の問題で「三次関数y=f(x)に点(0,t)から接線を3本引けるような実数t の条件を求めよ」という問題を解いてみたら「は?何これ?なんで方程式が3個の異なる解を持つ条件を計算してんの?」となったあとに、二次方程式に戻って勉強しなおしたら次に同じ接線の問題を解いたときに凄く面白く感じることと同じですね。

もしくは、物理で「仕事を求めよ」の問題でとりあえずグラフの面積を求めてみたもののしっくりこない。その後で、数IIIの区分求積法を勉強したら「だからグラフの面積なのか!」と感動するとかね。

ついでに例を挙げると4作目で死んだはずのレティが6作目で別人となって出てきた。これなんかは、方程式の解を求めたら虚数解が出たのに、模範解答を見たら実数解になっている、みたいなのと一緒ですね(全然違う)。

まあとにかく、私にとって塾の生徒はワイルドスピードみたいに全員「ファミリー」だと思ってやってるってことです。はい。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp