月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

今更気づいてしまった 2

常々、どうやったら塾生の学力を上げられるんだろうということを考えていまして、昨日は「読解力ないと無理ゲーじゃん」と気づいたり、それ以前には「教わったことをそのまま実行する素直な性格だよな」と思ったりしているのですが、行き着く先というのはそういうソフトスキルなんですよね。つまり、一朝一夕ではどうしようもできないその人らしさというか、その人の頭の使い方というか。 

だからそういうソフトスキルのある生徒がくると保護者のかたに感謝するばかりです。ちょっと方向修正してあげるだけで伸びますからね。

たまには宣伝させてもらいますが、最近の例でいうと、入塾前の高2進研模試(7月)で数学偏差値58から4ヶ月後の模試で67とか、「この子の数学はワシが育てた」と言いたいところですがこれだけの伸びはぶっちゃけ再現性ありません。授業で問題を解かせてみても理路整然とした記述が出来るようになっている。こういうのは、私の教えがどうこうというより、高い読解力とか勉強向きの性格とか、そういうところの影響がでかい。

ケーキ作りでスポンジからクリームから全て完成していてあとはイチゴを乗せるだけ、楽器演奏で2時間ウォーミングアップの指ならしをしてあとは弾くだけ、旅行の荷造りは全部おわってあとは出発するだけ、くらいの「下準備完了」感があります。

なので、下地が出来ていない場合には4ヶ月で偏差値9upみたいなストーリーは難しいです。勉強する習慣をまず作らなくてはいけなかったり、私が想定している以上の知識の抜け漏れ(たとえば中学レベルの計算が出来ない・英文法を知らないとか)があると、「ゲッ、そこか!」というモグラたたきをピコピコしながら学力を上げていかなければいけない。それにしても、極めて効率のいい勉強のやりかたを地道に布教できているとは自負していますし、下地があったとして最後にイチゴを乗せる方法も誰だって知っているわけではありません。

「嘘くせぇ」と思う人がいたら是非「勉強方法」カテゴリの記事をざっと見て、その通りにやってみてください。私、塾で教えていることはたいていblogで公開していますから。公開することで多数の高校生の学力があがって私の塾生が不利になるなんてことは100%ありえません。勉強のやり方を教わってもどこかで自己流アレンジしちゃうでしょ?どうしても、自分がラクなほうに逃げたくなるんですよ。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp