月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

新川高校で3年間上位を維持して明治大学

 

2018年 体験記【明治大学】

 

ひたすらストイックで真面目でした。やっぱり受験は真面目なヤツが勝つ!以上!で凝縮されるんですが、新川高校生諸君が参考になるようにもう少し書いてみます。

S君は春期講習が終わった高1の4月入塾でした、最初入塾時に周りの同じ中学校出身の生徒が「えっアイツが?!塾に?!」みたいなリアクションをしていたんで、いったい中学時代どんな暴れん坊やねんと思って私は少し心配していました。が、その心配は完全な杞憂で終わりました。私は3年間でS君の真面目な側面しか見ていません。数学も英語もずっと塾のペースで暗記し続け、模試ではずっと一桁順位を維持していました。模試の数学で学年一位をとったのは4回。

受験向きの性格でもありました。最初の面談のときに、「中学まで野球部だったんですが、高校ではやりません。美術部入って、幽霊部員します」と言っていました。合格のために割り切れる性格は受験向きです。みんな、なんとなく部活続けちゃいますからね。

さらに、高3では新川高校の文系クラスのなかでも文1というクラスを選択しました。前年に選択用紙を提出するときに相談に来てくれて、「文1と文2で悩んでます」というので、「東大行くの?文3でいいよ」という話かと思ったんですが、新川高校の文1は私立文系・社会受験で、文2は国立文系のクラスだそうで「文1のほうが定期考査対策ラクじゃね?しかもみんなが社会受験のなか、一人だけなぜかステルス数学受験やって受かったら面白そうじゃね?」という話をしたら、ニコニコして「文1にします!」と言って用紙を書いていました(笑)。

3年間、放課後と土日はほぼ毎日塾の自習室に入り浸って、学校ではひたすら内職し、挙げ句の果てに数学受験なのに社会受験のクラスに在籍するという真面目なのか不真面目なのか分からない(もちろん大まじめ)な受験生活を送って、新川高校ではずっと上位5%以内にいて入試本番となりました。新川で上位5%というと、一宮高校でも上位半分に入るくらいです。大学受験は高1からムラなく丁寧にやっていくと、高校名関係なしに高い学力を身につけることができることを示してくれました。

取り組んだ参考書は数学が青チャと一対一、英語が速単3冊と文法・英文解釈で数冊、国語は古文数冊、現代文数冊です。高2まではひたすら英数に絞ってやって、高3から国語を仕上げていました。

今年、激難化した東京の有名私大に合格できたのは運では無く実力。3年間の積み重ねは大きいです。

そして、最初は「愛知県近辺の大学を・・・」と言っていた可愛いご子息を東京に送り出してしまって、お母様ごめんなさい!でも彼の素直な性格と頭の良さなら、東京の荒波でもやっていけると思います。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp