月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

五条高校で数学298位から7位まで復活して青山学院大 1

入塾は高1の終わりの3月で、それまでの模試結果は数学が約350人中、89位→257位→298位と単調に減少していました。でもサボっていたわけではなくて、面談時には「毎日数学に2時間は費やしていて、休みの日は図書館にずっと図書館にこもって英数を半々でやっている」といっていました。数学を解いても解いても偏差値が下がるという恐怖の現象です。私からすると、もはや高校生あるあるの状態。

最下層から数学を復活するのには特別なやり方は必要なく、まずは教科書にかかれている定義や公式の証明の内容を頭にたたき込んで、青チャートを例題1からひたすら繰り返し解く、というやり方です。blogでも何度も紹介しています。

一通りやり方を教えたあとは、  

 高1の1月 298位(学年)←入塾前
 高2の7月 236位(学年)  
 高2の9月 71位(学年)  
 高2の1月 28位(学年)  
 高3の9月   7位(文系142人中)

まで学力を上げていました。すご。もともと勉強習慣があると、復活も速いです。

高3になると、五条高校の文系クラスは文理(ぶんり)クラスと文社(ぶんしゃ)クラスとにわかれます。文社が私大の社会受験狙いの生徒が集まるクラスで、どちらかというと文社のほうが五条の中ではユルいクラスです。なので高2の冬に「3年では文社に行け!」というアドバイスをして、文社に進んでもらいました。

その際、先生からは「数学が出来るのに文社にいくのか?世界史受験にするということか?」と聞かれたそうですが「はい、世界史受験にします」と華麗に嘘をついて話を切り上げたそうです。Rさん、強すぎる!

そして高3に進学すると、五条高校には朝と放課後に補習の時間が組まれるという、私からしたら大変ありがた迷惑な習慣があります。前年、K氏が補習を全ブッチして国立医学部に合格したという実績もあって、学校側は「補習は絶対に参加です」と語気を強めていました。「生徒は学校に絶対服従」という文化をつくりあげたいのでしょうから、補習の欠席なんて認めたくないし、補習を欠席した生徒が合格するなんて絶対嫌でしょうね。

でも、高校卒業資格には補習の出席は全く関係ないし、お金がかかる補習の受講を強制するって、たぶん何らかの法律を犯してると思いますよ!高校生の自由を制限するのが大好きな五条高校の大変崇高な先生がたはそのうちニュースにならないよう気をつけてくださいね!

 

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