月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

何を仕事にしよう?

最近はあまり見かけませんが一時期はユーチューバーの人たちが盛んに「好きなことを仕事にしよう」みたいなことを言っていました。ユーチューバーじゃなくても、結構これを言う人が多いです。私もたしかに、好きなことが仕事になる社会だということは感じます。しかし、これだと誤解を招いてしまう。

たとえば私は会社員時代ゴルフにはまりましたが、ゴルフが仕事になるかというとならないでしょう。ゴルフ選手などなれるはずがないし、レッスンプロだってまず無理。ゴルフを紹介するyoutuberになったって、チャンネル登録数2くらいで終わると思います。

一方で、脱サラで始めた塾はそれなりにうまくいっています。

単に「好き」では仕事になんてならないんですが好きを通り越して「伝えたい」というレベルにまで情熱が高まると、人を集める引力みたいなものが生まれるんですね。私は高校時代に塾で習ったことがあまりに衝撃的すぎて「こんな勉強のやりかたがあるのか!」という感動をいまでも覚えています。

難関大というのは有名私立高校生出身者の割合が大きく、公立高校生は補習とか宿題とかいう非効率的な勉強を強いられてよくわかんない地方の国公立大に飛ばされていく傾向があります。補習も宿題もない平凡な公立高校ではどうかというと、永遠に読解力の高まらない英語の教科書での授業が進められているし、やる気の出ない4ステップなどの教科書問題集がテスト範囲になって多くの高校生が数学を諦めていくだけなので、結局たいして変わりません。宿題がない分、高校生活が楽しいくらいですかね。

そりゃ、出来るようにならないだろ!という感情があるし、自分自身が公立高校出身なので「こうやろうぜ」ということを伝えていきたいという気持ちになります。

自分がそれを知って出来るようになって志望の大学に合格出来たので、同じように教えて同じように合格していってほしいと思います。

こういう「伝えたい」エネルギーがあると、働くということが世の中の高校生諸君が想像する働くとは別次元(ただひたすら楽しい)になるんですよ。

私、前職のときはウイルス対策ソフトなんてどうでもいいわ、って思ってたからつまらなかったんですね〜。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp