月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

18〜22歳をどういう場ですごすか

先日授業中に少し話したんですが、高校生たちには18歳〜22歳という時期にたくさん刺激を受けられる場所にいてほしいと思っています。大学の4年間というのは、中学や高校という極めて閉鎖的な環境から解放されて、全国から集まった面白い人たちと交友関係を持つことができ、ほとんどの時間を自由に使うことができ、使えるお金も増え、そのうえこの新しい世界に直面して好奇心がどんどん大きくなっていく、そして何より、若い!そんな時期です。

私自身の経験からいって、高校はたしかにとっても楽しかったんですが、高校どまりの人が多いので刺激を受ける場とは言いがたい。でも大学のほうは、在学中も卒業後もものすごいエネルギーを発揮して生きている人がたくさん集まっています。大学に入学したときには、ほんとうに別世界だと思いました。

今は大学時代の人たちとは離れた地方にいるんですが、旧交を温めるのは別に数年に一度でも数十年に一度でも良くて、同じ大学生活を過ごした人たちがそれぞれの分野で活躍しているという事実が、今の私の活動のエネルギーに変換されていきます。これは何事にもかえがたいものです。

大学受験の価値を語るときに「卒業後の就職がどうのこうので〜」という人は(もちろん私も立場上言及することはあるものの)、大学の価値を見誤っています。人生をメロンでたとえるなら(ミニストップのメロンソフト食べたい!)、肩書きというのはメロンの皮で、人生そのものはその内側にある実です。

メロンの価値とは皮の美しさなんかではなく食べて美味しいかどうか。人生も肩書きより、生きてて楽しいかに注目しないとダメ。でも「いい大学にいって、大企業に入って、課長代理くらいまで出世する」的な価値観はメロンの皮しか見てません。

大学というのは美しい皮(=大卒の肩書き)を与えてくれるものですが、実はそれ以上に、実がいいんですよ。いい友人と知り合うことが出来るんです。

でもヘボい大学にはヘボい人しか集まらないので、ちゃんと自分がたくさん勉強する過程で考え方を成長させて、ちゃんとした人しか受からないようなところに合格していきましょう。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp