月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

裏口入学あるんですね

私大医学部の裏口入学の件が話題になってます。↓

文科省汚職:容疑は東京医科大に便宜の見返りに息子合格 - 毎日新聞

 

これが本当なら、怒る人が多いですよね。日本の大学受験って(目には見えない)社会階層を一般庶民がお金をかけずにのぼっていける公平なチャンスとして存在していて、そのために高校3年間の多くの時間が使われています。高校受験ではたいして人生は変わりませんが、大学受験ではずいぶん変わります。みんなそれを分かっていて、一生懸命に頑張ります。しかも医学部受験って多浪する人も多くて、他の学部を受験する人よりは「今年受からなかったらどうしよう・・・」的な余計なプレッシャーと付き合わないといけない。

それを「3000万円払うから、合格点にのせてくれ!」といってお金で済ませてしまうことがあればルールを守っているほとんどの人たちにとっては「おいおいまてよ」ということになるし、それが当たり前のことになってしまったら大学受験というのは人生逆転のチャンスではなくて、お金持ちはお金持ちのまま、庶民は庶民のままというあんまり夢のない世界に近づいていってしまいます。

高校生達はほんとに頑張りますからね。うちの塾生達も、受験が終わって「進路決まりました」と報告にきてくれるときは、最後の授業のときの表情がパソコンで言う明るさ0なのにたいして明るさ10で来ます。きみは普段はそんな表情なのか!みたいにいつも思ってます。

精神的に多大な負担をしいてまで入試にむけて頑張っている高校生が多いですから、そういうルール違反がないとか、入試の採点がしっかりしているとか、保たれていてほしいです。

しかし今回は、そういうルール違反をしたひとが文科省ってのがウィットにとんでいていいですね。使ったお金もポケットマネーじゃなくて血税ですからね。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp