月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

塾のカモにならないために

塾をやっていると、言い方は悪いですが「カモ」になるかならないかの境目はどこだろうかと考えることがあります。受験勉強というものが結局はどれだけ自分の頭で考え、暗記に取り組んだかという点につきることを考えれば、その境目は割と簡単に見えてきます。

みなさんはどう思いますか?是非、この記事を読む前に30秒くらい考えてみてください。

 

カモといえば鴨南蛮そばですよね〜冷たいさっぱりした蕎麦に暖かいつゆと鴨のあぶらがあわさって、絶妙に美味しいですよね〜

 

さあ、どうでしょうか?

 

私の考えを述べます。カモになるかならないかの境目は、「結局、勉強するのは自分」だということを認識しているかどうかです。私は塾の授業で、覚えれば覚えるほど学力がアップすることを教えているのですが(普通のこと?いえいえ、これが出来ない高校の授業なんて山ほどありますよ)、残念ながら、しっかり覚えて結果に結びつける生徒とほとんど覚えずに結果も出ない生徒にわかれます。

別に当塾ではなくとも、そんな光景はどんなに有名で授業が上手な大手予備校にだってあります。blogやtwitterなどで予備校の先生の嘆きを読めば「ああどこも一緒なんだな」と思います。

学力をちゃんとつける人は、どんな予備校・塾でも学力がつくだろうし、つけない人はどこにいってもダメ。「自分がやるのだ」という意識の有無が問題なのであって、授業の質はそれにくらべたらとても些末(さまつ)な問題です。

それで、私としても生徒には合格してもらってなんぼですから、生徒全員にちゃんと復習して暗記してもらいたいんですが、私は勉強を教えるのがそこそこ上手なのであって授業以外の時間にも頑張ってもらうことに関してはなす術を知りません。というか、そんなものを専門で出来るのであれば塾なんてやめて、そっちに軸を起きますね。めちゃくちゃ儲かると思います。

やる気スイッチ?あんな言葉は「やる気スイッチを押してくれるなら是非通わせたい!」などと飛びつくアホな親を集客する魔法の言葉です。たぶん、そういう親は水素水を買ってますよ。

じゃあ、どうすればカモにならないで済むのよっ!?と画面の向こうで考えてらっしゃるかたもいると思いますが、大きなことを成し遂げるためにコツコツ積み上げていく努力を受験勉強以外のところで済ませておくことが大事なんじゃないでしょうか。

ピアノの発表会のために頑張って完璧に弾けるよう練習するとか、毎回90点しかとれない漢字テストでなんとか100点とれるように頑張るとか、水泳でとりあえず4種目泳げるようになるまで辞めないとか(私はバタフライを合格する前に辞めてしまった!)、そういうことを小学生くらいのうちに一つや二つ体験しておくことでしょうね。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp