月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

受かり方の違い

試験ものは、受かる人がやっていることを真似するのが一番ラクで確実な道です。

大学受験なら前の年に同じ高校の先輩のなかでどういう人が受かってどういう人がダメだったのかが参考になりそうですが、「学校の勉強をやっておけば国公立に受かる!」くらいのおおざっぱな情報くらいしか手に入りません。

自分がおそらくどこに受かるのかは所属高校の入試結果を見ればだいたいわかります。自分の高校の上位1/3くらいに位置しておけば手に届くような大学を志望するのなら、まわりと同じことをとても一生懸命にやれば可能性があるといってよいでしょう。みんなが学校の勉強をやっていればその真似をすればよいし、こっそり河合塾に行っている人が多ければ河合塾に行けばよいです。学校のなかで中位くらいにいれば、そういう作戦がとれます。

仮に名古屋大学を志望する生徒がいるとして、その生徒が一宮高校(上位1/3が名大に受かる)なのか新川高校(年に一人受かるかもしれない)なのかで作戦の考え方は変わってきます。所属する学校によって見える世界が本当に違います。一宮高校生ならパラダイムシフトを起こさずとも合格する可能性はありますが、新川高校生なら完全にパラダイムシフトを起こさせないと100%無理です。

私もそうでしたが、大学受験の一般入試は評定による足かせがないペーパーテスト勝負なので、高校受験と違って身分不相応な夢をみがち。それ自体は悪いことではないんですが、夢を実現するのならそれ相応の痛みは伴います。フェラーリを新車で買うには3000万円必要です。30万円しか持ってない人は一生懸命働いて2970万円稼がないと手に入りません。フェラーリが欲しいという人が時給900円のコンビニでバイトをしていたら何十年かかるでしょうか?3000万円ためたころには動体視力が衰えて「おじいちゃん、お願いだから免許返上して」とお願いされているでしょう。バイトによる貯金では実現不可能とさっさと気づいて、起業して一生懸命働けよ、っていう単純な話です。大学受験では、30万円しか貯金がない上に一生懸命バイトをしながらフェラーリを買おうかロールスロイスにしようか夢見る高校生が本当に多いです。というか、なんなら借金がだいぶたまってるケース(中学校の内容を暗記してない)も少なくないのです…。

自分が行きたい大学にどう受かるか、よく考えましょう。あと借金は返さないとダメです。

 

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp