月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

幽体離脱して考えました

今の集団授業形式で塾を始めて3年半が経ちました。このやり方は、私が通った塾であり大学時代に働いた塾でもある神奈川の個人塾の真似をさせてもらってのものですが、いざそれを私がサービス提供者としてやった場合に、うまくいくところといかないところがだいぶ分かってきました。

大学受験は入試問題が大きく変わらないことから、対策そのものも大きく変わることはありませんが、10年くらいの長い目で見ると大きな潮流が存在することは確かです。今まで既存の授業の範囲内で色々実験してきた内容を反映して、その潮流に合わせたサービスに改良していきたいと思います。受験生を対象にやっているので、あんまり大きなリスクのある変化はできませんが、実験のなかで手応えのあるものを採用していけばリスクも小さくしていけるはずです。数学の難問は参考書を読めば答えを知ることができますが、ビジネスの難問は答えは1つではないしそれが正解かどうか確かめるすべさえありません。というかそもそも問いを設定することが難しい。毎日、毎週の授業を繰り返している生活ではいかに今の授業をうまくやるかばかり考えてしまいますが、それでは授業という枠組みそのものに対する批評の目を持つことができません。自分から幽体離脱するイメージで考えないと、本質的な改善はムリ。

常に変化することは考えていくべきです。サントリーの烏龍茶なんて素人目ではすでに完成された味だと思うんですが、ああいう定番の飲料でさえ毎年微妙に消費者に合わせて味そのものやパッケージを変更しているわけです。個人で働くというのは大企業より何倍も小回りがきくものだし、というか個人の1番の強みというのは小回りですから、よく頭をつかって変化していきたいと思います。

清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp