月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

社会で生きていく 3

「いい大学、いい会社」という神話は崩壊しているんですが、まだその残り香はある時代というのも確かなので、そういう古い価値観でなんとかなっちゃう人もひょっとしたらいるかもしれませんし、イメージほどではないにせよ十分満足な人生を送ることが出来る人はそこそこいるとは思います。でも、昨日紹介したニュースのような経営再建は過去2-3年をみても大企業でいくらでも起きているのが紛れもない事実なので、一寸先は闇と考えるべきです。

では食いっぱぐれないように手に職をつけるべく、調理や美容などの専門学校にいくのはどうでしょうか?正直、もし自分がそういう特定の分野にきわめて強い興味があるのなら、そういう選択肢こそこれからの時代の生き方に合っていると私は思います。

今の日本は、ある程度衣食住が豊かになって生きるだけならかなりの低コストで過ごすことができるようになったので、あまった時間とお金を何に使うのかにおいて多様性が増してきています。若者の車離れとか、お酒離れとか、若者が何か無気力になっているような印象の言葉が多いですが、何かから離れているというよりは対象が分散化しているのです。

どんなジャンルであっても、自分の好きなものに情熱をかけて極めている人のところに人は集まりますから、情熱をかけられる対象があるのならその技術を磨いてどんどん発信していくことで食べていくことができる時代です。


清須市の大学受験 相伝学舎
http://www.sodeng.jp