月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

出来るようになるかならないかは手を動かすかどうか

昨日は当塾で教えている大変な企業秘密の板書をアップしてしまいました。同じ問題を繰り返しとくとか、解法はまずは暗記と考えるとか、合ってた問題も2度3度解くとか、こんな情報を知ったら全国の受験生のレベルが上がってしまいます。

でも大丈夫、どれだけブログで本当のことを言っても世の中はそう簡単には変わりません。人は、自分の都合のよいようにしか世界を見ないからです。

インターネットで勉強方法を探して活用しようなんていう、寝る前のベッドで親指しか動かさずに情報をゲットしようとする人が、青チャの問題を1から100まで何周もするなどという地味なことが出来るはずがありません。「この参考書を読むだけでok!」とか「66段階制のカリキュラムを受け続けるだけ」とか、「○○するだけで」的なフレーズを聞きたいのです。残念ながら数学にはそういうフレーズの勉強方法が少ないので文系の人は教科書を読むだけで良さそうな地歴に走るし、理系の人はとりあえず目の前のテスト範囲の問題集を1回、少し真面目な人は2回解くだけで終わります。英語は魔法の勉強方法が多い科目なので、動詞の数を数えるとか、段落の最初だけ読むとか、解答の選択肢だけ読むとか、そういう変化球の勉強方法がしばしば見られます。

学力を上げるのに、そういう近道はありません。まずは数学の解法、英語の文法をコツコツと覚えていくのが王道なのです。

そういう地味なやり方は、片道5車線のぶっとい王道と言わざるを得ないほどの王道のように見えますが、脇にそれたがる人とすぐに休憩する人が多いので、道のど真ん中をコツコツ覚えるだけですぐ出来るようになってしまいます。

 

 

 


清須市の大学受験 相伝学舎
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