高2、高3の英語の授業は毎回5時間くらい準備に時間がかかっていて、題材にする英文を選ぶ時間を考えたらさらに時間がかかっていたのですが、それらは全部ワードファイルに保存していたおかげで昨年からは準備時間がかなり圧縮されました。それまでは高2、高3英語の授業当日は時間に追われて忙しかったので負担が軽減されました。
余った時間は、つくった教材を手直しするのと、復習テストを作成することに使っていますがそれでも全然あまるので、他にその時々に必要な仕事をしています。
こうやって今までやってきたことを十分の一の時間で出来るようにして、あまった時間でさらに価値をつくっていくというサイクルは結構大事です。
人間は同じことをくり返すことをラクに感じる生き物なので、たいして意識していないと、たとえば塾の仕事でいえば昨年と同じことをくり返すということになりがちです。それだと次の3-4年くらいは問題ないと思いますが、5-10年くらいのスパンでみると取り残されます。
塾という古典的な業界でさえ、10年くらいの時間があればよりよいサービス形態というのが出現してそれ以外が古くさくなります。古くさいからダメかというとそういうわけではないのですが、古くさいままというのはこだわりがあって古くさいのではなくて、こだわりがなくて古くさいことのほうが多いので、結果的には古くさいものはダメな傾向にあるとみて良いでしょう。