模試の数学がイマイチで…という相談がありました。生徒がいう「出来ない」というのは何を基準にしているのかかなり曖昧なことが多いので、こういう場合何をもって出来ないと感じたのか聞き取りをしないと建設的な議論になりません。
なので今回のケースでは実際に模試の問題と間違えた箇所を教えてもらって、本当にイマイチなのか確認しました。それに加えて普段の授業の定着の様子も考慮して結論を出します。今回のケースでは、今までどおりで全く問題なしと伝えることになりました。
勉強が順調なのかそうでないのかの判断は自分でできるのがベストですが、実際に自分のことを客観的に見るのはかなり難しく基本的には無理といってもいいくらいだと思います。
やばいと思っていても問題ないことがあれば、逆に自分では得意と思っていても実は問題ありということもあります。前者は気持ちが焦って勉強が上滑りしなければ無害な勘違いですが、後者は問題の発覚が遅れる可能性があり危険性に富みます。
よく現状を分析して手を打つということができるだけでもかなりのアドバンテージです。