月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

復旧作業12日目

今日はかなり掃除がはかどりました。生徒、生徒のお母様、親戚、合計で8人での作業でした。人数が多いとテンションあがって楽しいです。

途中、飛び込みの手伝いと思いきや塾についていろいろ聞きにきたかたがいて「名大に合格実績はあるのか?」「いままで一人も受験者がいないので0/0ですが…」「名大レベルに対応できるのか?」「できますが…」「学校の宿題が多くて、さらに部活もやっていいるんですがどうにかできるか?」「学校の勉強をやるか、部活をやるか、塾を選ぶか、普通の人間ならそのどれか一つくらいしかなしえないと思いますが・・・」という不毛なやりとりがありました。

そんなに過去の実績が気になるならこんな小さな個人塾など来ずに、ぜひ名大に多数合格実績のあるご子息の通われる一宮高校の先生方に相談してください。あるいは河合塾や駿台などはいかがでしょうか。SEAもおすすめですよ。

blog読者のみなさんにもはっきり伝えておきたいのですが塾の合格実績なんてみなさんの受験には全く関係ありません。当塾でも何人かめざましい学力の伸びとともに志望の大学に合格していった生徒がいますが、彼ら彼女らは私の塾に「通ったから」合格したのではなく、塾に通って「一生懸命勉強したから」合格したのです。

いま私はこれまでの人生でおそらく最も大変な時間を過ごしているんですが、激励のお手紙をくださるかた、寄付の申し出をしてくれるかた、実際に塾にきて作業を手伝ってくれるかた、無理なスケジュールのお願いを聞いてくれる業者のかた、親身にアドバイスをくださる保険代理店のかた、いろいろな人の善意に助けられています。

私自身は、教室と自習室を提供できないことに大変申し訳なく感じていて、1日も早く塾を復旧したいと思って作業を頑張っているところ、作業が中断されて大変迷惑でした。人の災難をまったく気にとめない人もいるということです。

一方で今日はある生徒のお母様が手伝いに来てくださったのですが「はやく塾を再開してもらえるように」と、自習室部分の掃除を午前いっぱいで一瞬で片付けてくださいました。とても嬉しいし、早期再開を目指してますます頑張ろうと思いました。