月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

共通校になって人気上昇中の松蔭高校【ボーダーライン内申点】

最近注目している高校がありまして、松蔭高校です。

 

必要な内申点

2015年3月の入試からAグループ共通校になって、3年間で合格者平均内申点が36.1→37.6へアップしています。

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(瑞陵、千種、一宮西、桜台、西春、五条、新川と比較。高校入試追跡調査資料より作成。)

 

適当に県内の他の高校と比較しても、1.5も上がっている高校はありません。このままどこまで上がるんでしょうか。

 

併願パターンは

(i)松蔭が第二志望の場合

 瑞陵、桜台、西春

(ii)松蔭が第一志望の場合

 名西、中村、富田

 

西春→松蔭の併願は校風違いすぎて驚きますがあるようです。桜台とは雰囲気がかなり近い感じがします。瑞陵と桜台を比べると瑞陵のほうが少し堅いイメージです。

 

大学入試におけるレベル

松蔭高校HPから入試結果を見てみると難関私大合格者が多いです。

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http://www.shoin-h.aichi-c.ed.jp/image/18news/18shinrokekka.pdf

 より)

 

現役で早稲田4名は学部にもよりますがすごい。明治もかなりランクが高いので、私大専願でレベルの高い3年生がそこそこの人数いたのでしょう。

 

 

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国公立合格者は同じレベルの管理教育高校と比べると当然落ちます。

高校入学の時点で、「国公立行きたい!」という人より「高校生活enjoyしたい!」という生徒のほうが多数派だと思うので、勉強面ではやる人とやらない人の差がありそうです。

難関大合格者が国立に偏っていると「コッコウリツ臭いな〜」と思うんですが、松蔭は私大合格者がそこそこいるので、自分が行きたいところを目指している印象があります。というか松蔭高校の校風を選んでくる生徒は、そういう田舎らしい価値観にあんまり染まっていないし、染まっていかないのだと思います。

生徒に聞くと、「楽しい」で評判の松蔭高校でも、実際に通う生徒は結構まじめに勉強にも取り組むようです。まあこのくらいの難易度なら、ほっといてもある程度勉強する生徒が多いでしょう。

 

2021年11月追記

昨今の松蔭人気は、単に「共通校になった」ことだけではなく、校風の良さも大きいのではないかと思います。当塾は松蔭高校の生徒も多いのですが、他の高校と比べてもずいぶん学校生活を楽しそうにしている印象があります。

勉強面では、入学者学力が着実にレベルアップしているからか、数学の授業の進度がありえないくらい速くて全くついていけてない現状があるようです。実際に、一宮高校と比較してみると、2021年11月現在で、

松蔭高校:数IIIの積分が終了

一宮高校:数IIIの「関数・極限」が始まったばかり

という逆転現象すら起こっています。

噂では「先手必勝だ」が口癖の先生の授業が暴走中とのことですが・・・。

在籍している生徒全体のレベルが毎年上がっている一方で、指導のほうは微妙な状態というか、せっかく生徒側のレベルが上がっているのに授業が悪くて生徒の芽を潰し気味の印象があります。


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp