月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

なのに力2

 普通の慶應卒は、どっか東証一部の大企業あたりで出世競争を頑張ることが多いですが、大企業での出世競争というのはそこそこ高い能力をもった人間同士の競争であり、かつ会社勤めの保護者のみなさんには同意していただけると思いますが、上司の当たり外れによって出世したりしなかったりします。高校生諸君は、学校の先生が大外れでも予備校にいったり受験サプリなどで勉強したりできますが、大人になったら上司が外れでも当面はその上司の下で働かないといけません。

大企業での出世競争というのは私からしたら正直割に合わない。たいして面白くもないし。

それで起業を考えるわけですが、慶応卒とか高学歴な人が起業するとネット関連ビジネスになることが多いんですがそれはそれで競争が激しいわけです。私なんて能力的には平凡なのでガチで頭が切れる人と戦って勝てるわけがありません。慶應文系なんて高学歴界では最下層です。

その点、公立高校生に勉強を教えるという市場には優秀な人はほとんど来ないので、うまくやっていける可能性が高まります。予備校の一流の講師の人の授業とは勝負できませんが、高校生のニーズというのは「抜群にわかりやすい授業を聞きたい」 ではなくて「学力がちゃんとあがる勉強方法を知りたい」であることのほうが多いので、正面衝突しません。

しかも東京や神奈川で私が塾を開いても慶應卒なんてくさるほどいますが愛知県だと一気に希少価値が高まります。「慶應卒なのに清須で塾」をやるとそれだけで優位性が生まれます。東京が位置エネルギーの基準点で、そこから離れるほど位置エネルギーが高くなるようなものです。


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp