月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

できた問題もくり返すのか?

当塾ではチャート例題をくり返し解くことを推奨しています。

早い人だと3回くらい、平均的には5回くらい解くと身について瞬発的に解けるようになります。6回以上くり返しても内容が入ってない人は、たぶん問題を解くときにあんまり頭を使ってないので木村まで相談してください。

 

入塾間もない生徒だと、ふと「解けた問題もくり返す必要あるの?」という疑問を持つことがあると思います。その答えは、YESです。

高校生の解く数学の問題は、1回かろうじて解けたくらいだとまだ詳細部の意味が全然分かっていないということが十分にありえます。1回答えまで導けた問題であっても2回、3回とくり返していくうちに「この操作にはこういう意味があったのか」という発見が何度もあるはずです。(逆に今までにそういう発見がなかったら、それも問題を解くときの頭の使い方が間違ってる可能性が大です)。

魚を取りあえず3枚におろせるようになったとしても、細かい部分でヘタクソな部分がいくらでもあって、繰り返しおろしていくうちにそういう細かい部分への配慮ができるようになっていくのと同じです。

あと私がよく例えるのは、映画です。

映画は1回見ると、ストーリーのあらすじがつかめます。それで次の映画にいってもいいんですが(趣味なのでね)、同じ映画を2回、3回見てみると、ストーリーとオチが分かっているから、「このシーンがあとあとの結末につながっていくのかあ!」などと細かい部分に感動することができます。でもそれは1回目では絶対に発見できません。

 

ただし、平方完成とか因数分解みたいに、ただの計算問題の場合には何度正解を導いてもたいして発見がない問題もあります。

単純な計算問題は同じ問題をくり返すのではなく、チャートの練習問題やその他の問題集の問題を解くことでレベルアップしてください。

 


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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