blogでちょくちょく書いていますが、私は公立高校生が第一志望に合格するなら学校の基準にとらわれず自分のやるべき勉強をゴリゴリすすめていくべきだという考えを持っています。
もちろん、どうすれば受験が成功するかという方法論などいくらでもあり、そのなかから何を信じるかというのは高校生個人に最後ゆだねられるべきですので、私がそう考えるからといって塾の生徒にもそれを強要することはありません。高校のいうことを最後まで信じて第一志望に受かるケースだってあるでしょうし、内職をゴリゴリやったからといって100%合格するわけでもありません。
しかし、受験が終わったときに、これ以上ないくらい勉強できたという納得感は、自分に与えられた時間を自分で決めるということでしか得られないというのが私の考えです。内職というのは本当はそれ自体が目的なのではなくて手段です。
生徒には「とりあえずコッコウリツに受かった」などという他人の価値観でしか判断できなかった人間が最後に自分をなぐさめるための発言をするような人間にはなってほしくありません。
大学受験を通じて、自分の皮を1枚も2枚も脱いで別人のように成長して、自分の人生を自分の判断で航海していける高校生が一人でも多く塾から卒業していってくれることを願ってやみません。
その点、これまですでに3期の卒業生のなかに、そういった生徒が少なからずいたことは私にとって誇りであり、今後そういう卒業生がさらに大学をでて社会にでていくことは大きな楽しみの一つであります。
ですので今後も、補習をサボり内職をして自分のやるべきことをやろうなどという一見意味不明なことを自信をもって主張していきたいと思います。