月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

おじさんがおじさんに会う

そういえば12月5週目の塾のお休み期間にやっていたことの紹介が全然できていませんでした。

 

さて、この写真に写っているおじさん2人は誰でしょうか?

 

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もちろん右側は へんな塾のおじさん であり、仕事は勉強にお悩み中の高校生の救世主でございます。

一方左側は、知る人ぞしる へんな魚おじさん であり、本当にそのままyoutube上のハンドルネームとして活躍されている魚屋のおじさんです。

他の有名youtuberと異なり、youtubeは専業ではなく副業でやっていて、本業は私がよく釣りに行く豊浜漁港にある魚市場というお店での販売のようです。

 

www.youtube.com

 

ただ店頭には他の魚屋のように鮮魚が置いてあるわけではなく、目立った商品がフグの干物くらいだったので、実際には店頭販売以外にも何かされているのだと思います。

私はyoutube上の「魚をさばいてみた」系の動画に触発されて、色々な魚をさばいて食べることを最近の趣味としています。必然的に、へんな魚おじさんの動画も見て勉強することになります。

何度もモニター越しにみている人物なので、初めてこのお店にいって遠目にみたときには「うぉぉ!おじさんがいるぅう!」くらいテンションがあがりました。

中年のおじさんが中年のおじさんをみてドキドキしているという異様な状況です。

一方妻はへんな魚おじさんのことなど知らないので、同じ瞬間に「なんか呼び込みの激しい人がいるな」くらいしか思わなかったと言っていました。

たしかに市場内で

「はいっいらっしゃい!みてってね!」

と一番大声で呼び込みをしていたので目立っていました。

私もyoutubeで見ていなければ同じ感想を持っていたと思います。

 

同じ人物をみて、かたや有名人と至近距離に近づけてテンションマックスになっている私もいれば、なんとも思っていない妻もいるのです。

そこで考えたのですが、今はまさに大企業から個人へとどんどん力が移っていく移行期であり、その時代において個人として力を持つ方法とは案外簡単なことで、

1.専門の知識を持つ

2.とにかく発信しまくる

で十分なのではないか。

そして発信の強さはblogなど文字媒体よりもyoutubeなど動画媒体のほうが同じ内容でも権威性をもたらすのではないか。

そんなことを思いました。

仮に変な魚おじさんがblogで毎日干物づくりの様子をアップしていたとしても、たぶんあそこまで私を興奮させていなかったと思います。(←受験生でここまでblogを読んでしまっている人は息抜きすぎなので下線部を英訳してから次に読み進めなさい)

普通の人でも、すごい人だと勝手に思ってもらえる時代です。

私も毎日blogを書いていてますが、毎日私のblogを読んでいる人が私をみたら「うわっ!あれが木村か!」くらいの軽い感想は持つと思います。

そして多くの人が「会ってみたら意外と普通だった」と感想を持つように、私なんて悲しいくらい特徴のないただの32さいのおじさんです。

 私の高校時代の恩師はカリスマ性があって、小細工をしなくても「この人すごいな、言うこと聞いておこう」と思えましたが、残念ながら私は多少の細工をしておかないと高校生から「なんだこのちっちゃいおじさん、チャート5周やれとかいってて草」とか舐められかねないので、これからの活動の参考になりました。

 

英訳の解答例

仮に変な魚おじさんがblogで毎日干物づくりの様子をアップしていたとしても、たぶんあそこまで私を興奮させていなかったと思います。

Even if the Strange Fish Man had shown how to make a dried fish on his blog every day, I wouldn't have been excited much more than I was excited on that day.

 


大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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