学力が上がる生徒とは、受験に向いている性格と、人に教わることに向いている性格と昨日述べました。
人に教わることに向いている性格というのは、素直な性格です。
「こうやってやると上手くいくよ」という教えをまずはその通りやってみる、良く言えば素直だし悪く言えば鵜呑みしやすい性格といえるかもしれません。
高校生が勉強をおそわるというのは、自分を否定されることと近いです。
生徒が塾に来たときに「今までのやり方を基本にしてそれをアレンジしていこう」という話をすることはありません。「今までのやり方は忘れて、一から教わったとおりにやってみなさい」という話になります。
当塾にくるような生徒は、中学時代にはそれこそ各中学でトップクラスの学力を持っていたわけで、自分なりに成功体験をもっているはずです。
それなのに、それとは違うやり方でやれというのですから、自分を否定された気持ちになる生徒もいるはずです。
とくに当塾では「自習中心」という価値観でやっていますから、宿題が多い中学生向けの塾とか、管理教育高校で教わってきたことと真逆の話をすることもあります。
「じゃあ今まで私がやってきたことは何だったの?!」
と、納得できない生徒もいたことでしょう。
そこで、今までのやり方を変えて新しいやり方を取り入れていけるかどうか。
変化できる体質か、と言い換えてもいいかもしれません。