大学受験では「自由登校」なる文化があります。
実は、今までblogでは自由登校の存在自体は何度か言及していましたが、受験直前期にblog記事にするのは避けていました。清須校舎の近隣の高校で、自由登校をやっている生徒の5人に1人(※木村調べ)は当塾の生徒だったからです。
でも最近は自由登校文化も広まってきたようで、おそらく今年は自由登校実現者における当塾生徒の割合は5%くらいまで下がるのではという予測もあります(※月刊管理教育研究誌、2019)。
そこで、広くblogで紹介して、愛知県の高校生達の受験生活がよりよいものになるよう手法を公開していく次第であります。
自由登校とは
入試の直前期は、学校にいかずに自宅や塾にこもってひたすら自習しつづけるというものです。
この自由登校は学校によって開始時期にバラツキがあり、センター前の1月頃から、おそくともセンター後くらいからのところが多いです。早いところだと年が明ける前12月くらいから始まるところもあります。
自由登校は受験生活最後にして最強のチャンスで、仮に1月1日から2月下旬までまるまる自習に費やすことができれば、夏休みと同じ時間が直前期に手に入ることになります。
夏休みのころよりみなさん学力は絶対に向上しているので、夏休みの40日以上に濃い時間を過ごすことができます。
当塾の清須校舎近辺の高校は、自由登校は一応ありますが、開始時期が2月中旬なのでほとんど意味ありません。五条に至っては自由登校は最後までありません。
塾の方針
当塾でも毎年生徒には紹介していて、塾の方針は当然「推奨」です。自由登校するほど学力が伸びるに決まってます。
自由登校しちゃいけない人
・授業で教わらないと分からないことがまだ多い生徒
・学校を休むことに後ろめたさを感じてしまう生徒
こういう生徒は、無理して自由登校しないほうがいいと思います。
自由登校の実現の方法
愛知県の高校で
「明日から学校休みます」
「そうか頑張れよ」
となることは、100%ありません。前例としては
・受験が終わるまで東京の親戚の家に滞在します、と宣言
これは受験日程が全て都内の大学になる生徒だったのであんまり参考にならない人が多いと思います。
・病欠
これが一番オーソドックスです。病欠の場合、保護者のかたが学校に連絡するという習慣になっているところが多いので、毎朝保護者のかたに電話してもらってください。3日くらい電話したら、4日目くらいから無断欠席してみてください。たぶん、学校から電話がかかってくると思いますが、「病欠です」と伝えてください。それが連続したら電話がかかってこなくなることもあるようです。
センターまではインフルエンザにかかったことにして、センター後は謎の頭痛くらいにしておきましょう。診断書出せと言われたら、架空の月刊内科小児科クリニックの診断書でもつくってあげますから相談してください。
・明日から学校休んで家で自習します、と宣言
もめるだけなのでやめましょう。正面から話し合いを申し込んで、交渉をまとめるのは困難です。北方領土返還くらいハードルが高いです。無理です。夏休みや冬休みの補習を欠席する、というくらいの交渉なら、三者面談時に保護者のかたから言ってもらえればまとまることが多いです。先生は生徒には強いが、親には極端に弱いです。
清須校舎近辺の高校でも、自由登校実施者はクラスに数名程度居ることが多いので、あんまり難しく考えず気軽に実施しましょう☆
よくありそうな質問
・学校休んで卒業できる?
できます。1月から全部休んでも進級に必要な出席日数は満たせます。そんなので卒業できなくなったら日本中、高3留年だらけになってしまいます。
学校のルールより大切なことなんていくらでもあります。
カルロスゴーンさんを見習ってください!日本のルールはダメだと見切って、プライドを捨てて楽器ケースに隠れて出国したのです。
人生で大切なことは何か、優先順位をたてましょう!