保護者のかたの満足度について昨日は適当に想像してみましたが、実際には私にはあんまり分かっていません。
子供が家でガリガリ勉強してる姿をみるだけで安心する人がいるのも事実だし、その上コッコウリツに受かれば文句なしと思う人もいるのでしょう。一方で、「勉強より大切なことがある」と思う人もいます。
志望校に受かって気持ちよくご挨拶に見えるかたもいれば、浪人することになってもお世話になりましたと挨拶してくださるかたもいます。
通塾中、勉強面以外でもお悩みのこともあるだろうと思って最近は保護者のかたとの接点も持つようにしていますが、それによって生徒の家庭環境が多少でも良くなればと思ってのことであり、保護者のかたの満足度自体を目的にはしていません。
中高生は親にであれ先生にであれ肯定されるより否定されやすい環境にいるように見えます。塾での受験勉強生活を通じて若い人が自己肯定感をもちその後の人生でいろいろチャレンジできるようになればいいと思います。生徒に何か相談された場合にまずは生徒の考えを実現するやり方を考えるのはそのためです。
未来がいくらでも変化しうる高校生に焦点を当てることは、もう未来がほとんど決定されてしまっている保護者世代に注目するよりもはるかに有意義です。