大学受験は合格最低点がだいたい6〜8割程度のところが多いのですが、言い換えると3年間一生懸命勉強しても入試問題の6〜8割くらいしか解けません。
入試当日に6〜8割しか解けないということは、受験勉強期間中はずっと「本当に合格点が取れるのだろうか」という手応えで視界が悪いなか勉強を進めることになります。
それでも毎日やることを継続していると、あるときパッと視界が開ける瞬間がやってきます。・・・人によって。
それはどういう瞬間なのかというと、数学でも英語でも、基礎的な事項を全て覚えてそれらが血肉というレベルで理解できたときであり、知識が体系的に理解できた瞬間であります。
英語でいえば
・時制
・比較表現
・to不定詞
・・・
などの個別の事項というのは知識の体系の一部で、木で例えると枝です。
これらの枝全体を覚えると、あるとき木の全体の形が見えて「全体はこういう形だったのね」ということが分かる時がきます。・・・人によって。
全体が分かる瞬間というのは感動的に面白いのでぜひ全ての生徒にその感動を味わって欲しいとは思いますが(だからこそ塾を開いて勉強を教えているというのもあります)、全員がそこまで到達できる程度の難易度というわけでもありませんから、生徒諸君は「なんのこっちゃ」と思いながらもガリ勉してみてください。