入塾前に面談で世にも不思議な質問がありまして
「自習室は使えますか?」
というもの。
質問自体はごく普通なんですが、この質問を誰がどの時期でしてくるかによって、ちょっとした未来予測ができてしまう不思議な質問です。
親が「自習室は使えますか?」と聞いてきた場合。
安心してください。あなたのご子息orご息女は、まず自習室を使いません。
そう質問してきて子供が実際に自習室を使ってゴリゴリ勉強しているケースはなんと一人もみたことがありません。
次、生徒が「自習室は使えますか?」と入塾後に聞いてきた場合。
入塾後に生徒が質問してくる場合には、程度の差はあれ活用するケースが多いです。
次、生徒が「自習室を確保したいと思ってます」と入塾前に聞いてきた場合。
このケースは言うほど自習室を活用しないし、なんなら辞めてしまう人が多いです。
似たような質問でこれだけ傾向があるというのは不思議ですね。
でも最初の親が聞いてくる場合というのはだいたい予想はついていまして、親が心配しているほど生徒本人はなんとも思ってなくて、モチベーションがないんですね。
過干渉しすぎて自立心が育つ余地がないんです。自分が考える前に親が考えてしまって、自分で考える機会を親が奪い続けるという関係になっています。
本当は親が子離れしないといけないんですが、子離れできない人はたぶんずっと出来ないので、そういう場合は子のほうが親離れしないとずっと依存しあう関係になります(たぶん)。
親が過干渉になる仕組みをご説明しましょう。超簡単3ステップです。
1.親自身が成長しておらず、その結果自分のなかに軸がないし自分の価値観を持たないので、
2.他人の価値観、そのなかでも他人に認められやすく数字として現れやすい「子供の成績」を追い求めることで、
3.自分の枯渇感を満たそうとしている
のです。まあ何かコンプレックスがあるんでしょう。
見た目は子供、頭脳は大人、名探偵コナン!
じゃなくて、
見た目は大人、頭脳は子供、過干渉の親!
とかふざけてる場合じゃなくて、そういう人は自分と同じような人間を完成しようとしていることにさっさと気づくべき。
そして、他人をコントロールすることではなく、自分自身の問題に目を向けることによって幼い頃に満たされなかった自分を満たしてあげることをしましょう。
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