英語の授業で生徒の和訳添削中に、「辞書調べて訂正して」といって返却することが多々あります。
辞書を引いたらたいてい上手く訳せてしまうのではと思う人もいるかもしれませんが、辞書を引いてドンピシャの訳語を持ってくるのは意外と難しい作業です。
先日は前置詞forについて調べさせたところ、ちょっと訳が遠かったので「どこ調べた?」といって辞書を見せてもらったら、
この部分しか見てませんでした。
Yo man!
forの解説ページって2ページあるって知ってるかい?
ほら。
わざわざ500g近い辞書を授業に持参させておいて、for冒頭の3cm×5cmの部分だけで訳ができるなら、電子辞書で済ませてますわ!
salmon(名詞)の訳を調べるノリで、前置詞を調べちゃダメよ。
前置詞forみたいな多義語を調べる場合はねぇ〜、まず本文からおよその訳の予想をしてから辞書に向かって、辞書のなかでそれと近い例文があるところを探すのだよ〜