学生たちを見ていて、これは明確な法則だと確信していることがありまして、それは「結果を出すためには周りの人がやっていないときに頑張ることがラク」ということです。
みんなが勉強していない夏休み期間にがっつりやると差がつく(あるいは、うまる)し、みんなが勉強していない高1のうちにやると差がつくし、みんなが勉強していない小学生のうちにやると差がつく、という単純なことです。もっといえば、小学校に上がる前に四則計算あたりを理解すると最強なのかもしれません。
とはいえ高校生諸君に「幼児のときにもっと自習しておけばよかったね」と言っても何の救いにもならないと思うので、もっと未来の話をしたいと思います。
高2、高3になってくると普通の受験生はそこそこしっかりと勉強をしているわけで、ここから先「みんなが勉強していない時間なんてないじゃん」ということになります。
その通りで、ここから先は自分がどれだけ頑張っても同級生達も頑張っている以上、偏差値(すなわち相対的な学力)をあげることは簡単ではありません。絶対的学力はつきますけどね。
でも実は、同級生達がサボっている時間があります。
そう、授業の時間です。授業の時間はみんな一生懸命勉強しているようで、学力は全然ついていません。
「60分の授業内容なんて、参考書読めば15分で済んじゃうじゃん」と思える人は、授業の時間にどんどん自習すべきです。
ただしこれは「参考書に書かれている文字を読んで理解できる」「理解出来なかった場合は、自分で調べたり手を動かして考えたりすることで最終的には理解できる」という結構高度な読解力を要するので誰にでもできることではありません。
こういうチート的な時間の使い方ができれば、1ヶ月で同級生たちの3ヶ月分くらいは勉強できます。
ただし、普通に先生に怒られますので、怒られるのがいやな人は高1からしっかりやっておくことです。