月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

人間とは何だろうか

塾での勉強を通じてもっと勉強が出来るようになって受かっていってほしいと思いますし、より多くの人にそういう体験を提供できれば尚良いとも思います。

私は幸運なことに高校時代に良い塾に通う経験ができて、慶應になんとか受かりましたが本当にラッキーでした。公立高校からだと早慶レベルにはなかなか受かりません。慶應での同級生は内部進学を除いて私立高出身者ばかりでした。

今、塾で私立高の生徒をみていて思いますが、小学校時代から長時間の勉強習慣を身につけていること、中学から同じレベルの集団で勉強できること(公立中学は生徒がピンキリなので上位にとっては内容進度とも全くマッチしていない)、高校受験という無駄なイベントがないこと、など「もう構造的に圧倒的有利に決まってるやんこんなの」と思いながら教えています。

とはいえ今の公立高校生が人生やり直して中学受験できるわけではないし、公立高校だからといって受からないわけでもないですから、塾生には悲観することなく頑張って欲しいし、私もそれに応えていきたい。

去年は授業のスタイルを変えて大幅に良くなりましたし、今年は模試の導入など授業以外の部分で生徒をサポートするような仕組みを作って改善しています。では来年にむけてどうしていくか。

人間とは何かを深掘りしていくことだと考えています。

塾の教え方のベースは私が高校時代に通った塾で教わったことで、塾を開いてから3年間はそれを忠実に再現しようと頑張りましたが教える側の人間が違う以上、再現できることもあれば出来ないこともあるし、その塾にはなかったけど私には実現できたこともありました。私に出来たことを伸ばしたのが直近の3年でそれなりに形になりました。

塾での教え方や塾のシステムという技術的な部分に関しては順調に改善してこれたしこれからも改善しつづけられると思います。教室、授業、生徒、指導者を一つのシステムとして考えて現状の課題と解決策は何かを考えていくのは、私の得意なところです。

一方で、どれだけその仕組みが優れていたとしても相手は人間なので、仕組み通りにカチッとはまらないこともあります。そういう気持ちの問題については私はあまり得意ではない、というかむしろ共感力が極端に低いからこそ五○高校をボロクソに書いてみたり、「内職して補習欠席したら学力が上がるよ」というカドがたつが本当のことを躊躇鳴く言えるわけで、相手の気持ちを考えて共感していく能力が欠落しているからこそ今の自分があるような気もします。

でもまあ私も平均的にはあと50年くらい人生があると考えれば、今までできなかったところに挑んでみる時間はありますし出来るようになったら面白そうなのでチャレンジしてみます。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp