塾の責任者にはいくつか種類があります。
1. 塾のオーナー
私はサラリーマン時代に稼いだお金で塾を開きました。
自分の銀行口座から大家さんに保証金などを支払い、家具屋さんで机を買い、教材屋さんで教材を買い、自分の銀行口座に塾の生徒の保護者のかたから月謝を振り込んでいただき、またその口座から家賃を支払い、スタッフの給料を支払い、自分の生活をしています。
このように自分のお金でお店を開いて、稼いだお金は100%自分のものになり、逆に稼げなくて赤字の場合には自分の口座からお金が減っていく・・・という立場でやっているのが塾のオーナーです。
○○塾(○○=塾長の名字)的なところはほとんどがこのパターンです。
2. 雇われた責任者
同じ塾の責任者でも、誰かに雇われて給料をもらい、自分では塾の家賃を支払うことも月謝を受け取ることもない立場で働いている人もいます。
家賃の支払いや月謝の受け取りは雇い主の社長がやります。
中学生向けの有名塾の校舎長などはこのパターンです。
高校生向けの東進や武田塾の校舎長はこのパターンと思いきや、フランチャイズといって実は1であることが多いです。
フランチャイズというのは本部と契約をして、その名前で商売をすることを許してもらうための加盟金を何百万円か払い、売り上げた月謝のうち何割かをロイヤリティという上納金として本部に支払います。その部分以外は1です。
ただし店舗によってフランチャイズのほか「直営」というのもあって、これは本部が出したお店ですので、そこの責任者は社員であり種類としては2になります。