月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

金太郎飴精神

高校受験では、受験する高校を何校か選ぶくらいしか選択する機会はありません。

その選択も、A日程のなかから1校、B日程のなかから1校、多くの人が受験する私立校のなかから1-3校、と有限の選択肢があります。

あとは全員同じ受験科目で全員同じ日程で、全員同じような塾に通って、全員同じような勉強をして過ごします。

これが3年後の大学受験になると状況は変わり、受験できる大学は無数にあり、1つの大学を取ってみてもやれ前期だの後期だの、学部個別だの全学統一だの、センター併用だのありますし、他大学との受験日程の組み合わせやスケジュールなど自分で考えなければいけませんし、もっと手前で受験科目をどうするか、どの科目を得意科目に育てていくかなど、自分で判断しなければいけないことが多岐にわたります。

大学受験というのが勉強の能力以外に色々な能力が試されます。

自分の行きたい大学を決めて、どうしたら合格可能性が高まるのかを考えて、行動していく・・・。

高校という社会生活がなければ、入試の配点を調べて自分がどうやって合格点を上回るのかを計画して優先順位をたてて実行していく、というただそれだけのことですが、学校の授業があって、先生がいて、同級生がいて、そのなかで生活している、という目に見えない圧力のなかではそう簡単にはいきません。

「とりあえず周りと同じようにやっていく」

という小学校中学校の9年間で鍛えられた金太郎飴精神が邪魔をします。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp