昨日紹介した沖縄の露頭ですがよく見ると規則的な縞模様になっているのが分かります。
もう少しアップでみると、こんな感じです。
これは砂岩と泥岩からなり、サンドイッチ状になっているので砂岩泥岩互層と呼ばれています。
この地層はもともと海底にあったものが付加作用によって陸にペリッとおしつけられたというのは昨日説明しました。
もともと海底に堆積していたこれらの砂岩と泥岩は、なぜサンドイッチ状になったのでしょうか。
小学校のころに、川で水と砂をすくって透明の容器にいれると底の方から石→砂→泥・・・と順番に沈んでいく実験をした記憶がある人もいると思いますが、海底でも同じように大きい粒のものから沈んでいきます。
海底に積もった堆積物の、表面に近いほど粒の細かい泥が堆積している様子を想像してください。
いま頭の中で、水深数百メートルの深海の底でカニやよくわからない生物が這っている様子が思い浮かべられた人はいますか?
あなたは想像力が豊かなので、いっしょに地学を勉強しましょう。
増補改訂版 地層の見方がわかるフィールド図鑑: 岩石・地層・地形から地球の成り立ちや活動を知る
さてここで一つ疑問が浮かびます。なぜ、砂岩と泥岩はサンドイッチになったのでしょうか?
川の砂を用いた実験では石→砂→泥、といういわばパン→バター→小倉、の小倉トーストしかできません。
それなのに海底では、パン→小倉→パン→小倉→パン・・・のような夢の小倉トーストができあがっています。
答えは明日・・・