月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

飽きを原動力に変える

最近の課題はというと、とにかく飽きる。

高校生に勉強教えて良い結果を出してもらうことは楽しいし好きだし、だからこそもっといいやり方はないかと毎日毎週考え続けられるのですが、今まで1年に1回しか2次関数を教えていなかったのが1年に入塾者の人数だけ教えることになるわけで、さすがに飽きます。

しかも生徒が間違えるところというのはたいてい一緒で、

二次関数なら

・平方完成(二次の係数が分数や負の数)

・常にf(x)>0となる条件(をD>0とする間違い)

・二次不等式でグラフを描かない

三角比なら

・90+θなどの公式の導出(学校で暗記させられている)

・sinθ=±√1-cos^2θでマイナスをなかったものにする

 これらの点はすべて前もって配布しているノートで説明済みなんですが、実際に口頭での説明を施さないと理解が難しいものもあるのでそういうのは授業中に説明します。

 

数学だけでなく英語も同じで、一つの英文和訳問題を与えるとだいたい同じ所を間違えます。間違える場所がすでに分かっているので、生徒が問題を解くまえに「間違えたところの復習テスト」を作っておくことができます。

 

ということで最近は飽きが原因で授業で教える時間が長く感じるようになっているんですが、飽きこそ社会を発展させる人間の性質だと私は思っていまして、飽きるからこそ新しい刺激が欲しくなってきます。

もっと塾のサービスを良くするにはどうしたらいいだろうということを考えて、色々試していく原動力になります。だいたい私の飽きサイクルは2年ですね。会社員で働いていたときも2年同じ担当をやったら飽きていました。幸い組織変更の多い会社で2年くらいで新しい仕事ができたので飽きずに済みましたが、そもそも会社で働くことに飽きてしまって辞めました。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp