私が受験生のころから「接点t」でおなじみの代ゼミの荻野先生が授業中に説教している動画を見ました。
要は
・自分の原動力は愛情である
・授業に欠席、遅刻するやつは嫌いだから来るな
・そこのメガネかけてる女、俺はおまえが大嫌いだ。おまえは来て欲しくない。
・欠席すると意味が無い。意味が無いと教師の俺が言っているのだから意味が無い。
と、かなり過激な発言を連呼しているのですが、私は共感の嵐で感動しました。
特に、昔集団指導をしていたときには欠席する生徒、寝てる生徒にはかなりカチンと来ていて、私の場合は私が個人でやっている私塾だということもあり、過去2名の生徒に退塾してもらいました。当時は「3回ルール」というものを自分のなかに設定しており、3週連続で授業中に寝たら来週から来ないでいい、といって警告なしの一発退場というものでした。もちろん未消化授業分は返金します。
なんとか数学を得意にして志望校に合格してほしい、という思いで授業をしているのにスヤスヤ寝るやつがいたら普通にブチギレたくなります。返金するから退塾しろ、という気持ちになります。荻野先生との違いは、私は個人塾塾長なので本当に退塾させてしまうという点です。
ただ振り返ってみると当時はずいぶん感情的に判断していました。塾の授業は日中に高校に通学したあとの夜で疲労が溜まっているのだから、塾に来る前に昼寝をしてから来るべきとは思いますが、眠気といっても原因は様々です。
運動部などに所属していて昼寝をする時間がないケースもあるでしょうし、軽くうつ病を患っているケースもあるでしょう。
眠気にかんしては正直こちらではどうしようもないので、最近は放置しています。眠い人に「寝るな」というのはお腹がすいた人に「お腹空くな」というようなもの。当塾の授業は2時間あるので30分くらい思いっきり寝てもらって残り1時間30分勉強してもらうのが良いでしょう。
こんなふうに優しく対応するようになったとはいえ、全国のどこかでしっかり体調管理して頑張っている高校生がいたらそういう人に合格の椅子を持って行ってほしいです。通塾させてもらっている身で寝ちゃうような人は、痛い目を見て猛省する機会が必要でしょう。