月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

手を動かさない時間は勉強とは言えない

たまに自習室の様子などがちらっとみえると、手を動かさずじっと参考書(あるいはスマホ)を見つめている人がいます。自習室での自習のみならず、数学の問題を解くときも2分も3分もじっと固まってしまう人がいます。

手を動かしていない時間は勉強時間に入りません。数学の問題を解くときに立ち止まったらグラフを書いてみたり、自分が今考えていることを書き出してみたり、問題文の条件を再度書き出してみてなんとか思考を先に進める努力をしないといつまでたっても立ち止まったままです。だいたいペンが動いていないときって同じことをグルグル考えているだけですからね。

参考書を読み進めるときも同じです。参考書を読むときにはかならずペンを持って、文字の上をなぞり、理解したらそれをノートに書き出します。その一連の作業のなかで文字の情報が頭に入っていき、文字の情報が頭に入ることでそれが意味することが理解できます。それがいつまでもボケッと文字を読んでいるだけでは、理解した感じがするだけです。これがただの趣味の読書ならそれでいいんですが、それを理解したあとで正しくアウトプットしなければいけない大学受験においてはNG行為です。

英語の復習の方法として「写経」を紹介しておきます。参考書などで隅から隅まで学んだ長文を、コピー用紙などに書きなぐってください。文字をうつす過程で、学んだ意味や文法が頭で再現されます。単に文字を写す以上のことが得られるはずです。 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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