先日、家に転がっていた幼児教育の本で
「公文経験者と未経験者では応用問題を解く力に差が出た」
と書いてありました。公文式で計算の反復練習を習熟しておくと、応用問題を解くときにそのような習熟をしていない人よりも問題を解きするめられるということです。
詳細はだいぶ読み飛ばしたので覚えていませんが、計算力があると「考えること」により多くエネルギーを割けるので、計算力がない人よりも難しい問題が解けると考えると、まあそうなんだろうなあという印象です。
高校生の数学を教えるときに「解けた問題も間違えた問題も繰り返し解け」ということを教えています。これは一度解けた問題であっても、繰り返し解く過程で脳を使う場所が変わってくるからです。
最初解くときには問題を
1.読解して、
2.計算して、
3.答案を作って
・・・と色々なことに注意を払わなければいけませんが、一度解けたあとだと脳を使う部分がより後半に移っていきます。そうすると同じ問題を解いても1度目にとくのと2度目に解くのとでは、演習から学べることが変わってきます。
問題というミクロな話だけではなく、参考書というマクロな観点からも同じことが言えます。