月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

割に合わない

大学の秋学期に向けて数学と物理に関しては予習を進めていますが、特に物理は教科書の内容がさっぱり分かりません。

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さっぱり分からないながらも一応ノートに書き写しながらなんとか考えています。「どれだけ分からないかを分かるのも勉強や!」と前向きに考えてます。

理系の人がパソコン、インターネット、車、鉄道、電力、・・・など色々なモノやサービスを作ってくれるおかげで便利で快適な暮らしができているのに、理系の人にたいするリスペクトはそれらの利便性に見合っていないように思います。

一つの思い当たる理由として、そういうモノやサービスの創出が会社組織で行われることが考えられます。会社組織においてはモノを作る側よりも売る側のほうが偉いと思われがちです。売るという文系の仕事は仕事の成果が数字として現れやすい(売上が○○万円だった、など)一方で、理系の仕事は成果を数字にしにくいという性質があります。そして会社内でアピールが上手いのもだいたい文系出身の世渡り上手な人と相場が決まっているので、理系の人の存在感は薄れます。

GAFA(google, amazon, facebook, apple)などを代表とする最近の企業については理系の人が十分リスペクトされている場合もありますが、日本の一般的な会社については理系の仕事は割を食っているのが現状だと思います。

なので高校生諸君は、必死に勉強して理系の大学に合格して、そこでもまた一生懸命勉強したところで経済的にはたぶんみなさんが思うほど報われない(可能性が高い)というのはあらかじめ知っておくと良いでしょう。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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