月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

アッシュの実験

心理学の分野でアッシュの実験というものがあります。

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左の棒と同じ長さの棒を右から選ぶというもので、答えは明らかに「2」です。これを被験者1人に答えさせるとほとんど全員が正解するのに、実験にサクラ7人を用意しておいて被験者の前の7人全員が「1」と答えた場合、被験者の30%が「1」と答える、というものです。

「2」という判断に最初自信を持っていたとしても、自分以外がどのように世界を見ているかということに大きく影響を与えられることを示唆するものとして知られています。

ところがこの実験で7人のサクラのうち1人が正しく「2」と答えた場合、被験者が「1」と答える割合は5%まで低下するそうです。

公立高校での受験勉強と同じです。クラスの同級生のほとんどがテスト勉強に真面目に取り組んで、放課後や夏休みの補習に参加していたら、たとえそれらが非効率的で無駄な勉強だと分かっていても同調圧力に屈してしまいます。

といっても最近はこれらの管理クソ教育の様子も塾を開いた6年前ほどは色濃くありません。blogで「補習出るより自習しろ」と6年主張してきた影響か、補習に出ない人が塾生はもちろん当塾とは関係ない人でも増えてきた実感があります。

学校という治外法権の中でアホ教師によって行われる愚行が、時代錯誤の愚行だという認識も広まってきました。このblogではかなり汚い下品な言葉で書いてきましたが、それぐらい書かないとたぶんみんな気づきません。

というか誰かを啓発できなくても、KYな私が情報発信することで前からそう思っていた人が気持ちを代弁してくれた、と思って成仏してもらえればいいですね。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp