数学の場合はは抽象的で理解が難しい問題は、青チャートでも後ろのほうにあるような一部の難問に限られます。
一方で、いきなり最初から難しいのは物理でしょう。
最初のほうの直線運動は公式暗記でなんとか乗り切ることができるかもしれませんが、斜方投射になると全く理解できなくなる人が多いです。数学が出来る高校生でも、ここでつまづくことがあります。
慣れてしまえば「運動を直交する二つの成分に分けて式を立てる」だけなのですが、自然現象を数学に落とし込むということのハードルはとても高いようです。
これを高1の段階でクリアするには納得できるまで何回も解くくらいしか方法はありませんが、高2以降なら「ベクトルを勉強したあとに物理をやる」という順番にするだけでだいぶ改善すると思います。ベクトルを勉強するといっても、ベクトルの一番最初の「和、差、分解、合成」あたりだけで十分なので勉強時間といえば2-3時間程度です。
誰が考えたのか知りませんが、複数の成分を一文字で扱えるベクトルを発明した人は本当天才ですね。