月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

この先生すごい

私は名古屋大学でたくさんの授業を受講していますが、職業柄だれがどういう授業の進め方をすることに注目しがちです。市販の教科書を淡々とすすめる先生もいれば、自作のテキストですすめる先生もいます。私自身、教材を自分でつくって授業を進めることにどれだけ労力が必要なのかを理解しているので、人のつくった授業を受けるとだいたいその授業に割かれている労力の大きさが分かります。

「教科書を使って適当にやっているだけで全くやる気がない先生だな」

と思うこともあれば

「この先生、過労死しないかな」

と心配になってしまうくらい毎回えげつない量の授業準備をしている先生もいます。

たとえば私が毎週超超超楽しみにしている地球科学実験の先生のつくっている資料ですが

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これがほんの一部です。これは毎回の受講生からの質問の回答をまとめた資料です。文字の分量もさることながら、ページのレイアウトも綺麗に整えられており、事務的にもかなり時間がかかっています。

この資料のほかに、受講者の提出レポートに丁寧にコメントを添えて翌週には全員に返却しているし、実験そのものも昨年の使い回しではなく今年度用にアップデートされています。

授業をアップデートするということは

1.授業の企画を考える

2.授業時間ないにどう進めるか具体的に落とし込む

3.説明用の資料を作る

という工程を経る必要があり、肉体的にも精神的にもエネルギーを要します。当然、この授業以外にも自分の研究や学生の指導などやることはたくさんあるはずです。どういう生活をしているのか一週間ウォッチしてみたいです。

私は塾の仕事をかなりモチベーション高く進めている自負がありますが、この先生のエネルギーには到底及びません。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp