月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

志望校を決めるときに将来の具体的プランが必要?

今日は休みだったので家で甲子園の試合を見ていました。

1回戦だったからか?、2試合みたどちらも片方がもう一方をボコボコに打ち負かしていて複雑な気持ちで観戦していました。

複雑な気持ちといえば応援席で応援している野球部員をみるたびに思うんですが、試合に出られない部員達は何がモチベーションなんでしょうか?どんなに厳しい練習に耐えても試合に出られなかったら意味ないんじゃないかと思ってしまいます。青チャートの問題演習をいっぱいやって解法を覚えたのに入試を受けないようなものではないんですか?私は中学時代にサッカー部に入っていましたが試合に出られないと分かると幽霊部員になってしまいました。なので、試合に出られないのに練習を頑張れる人の意見を聞いてみたいです。

さて表題の件ですが甲子園の実況の人が「最近は『将来人の役に立つ仕事をしたい』という球児が多くなっている」と言っていて解説の人が「やはりこのコロナ禍ですからそういう気持ちになるのだと思いますね」とか言って超雰囲気的なコメントをはさんでいました。『人の役にたたない仕事』ってこの世にあるんでしょうか?たぶん無いと思うんですよね。7年近く自分で商売をやっていて思いますが、人の役にたてるからお金を払っていただけるので、働いてその対価としてお金をもらうということはとりもなおさず誰かの役にたっているってことなんですよ。

というわけで高校生の職業観というか仕事観ってほとんどゼロのようなものです。志望校に悩む塾生から「将来なりたい仕事とか決めたほうがいいんでしょうか?」などの質問をもらうことがありますが、そんな必要は全く無いと思います。正直、高校生が想像できる仕事なんてたかが知れています。もちろん何かなりたい目標があるならそれは素晴らしいことなのでそれをモチベーションに受験勉強を頑張って欲しいし、そういう気持ちを持つ人を応援したいです。

でもそういう目標がなくても焦る必要はないです。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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