高校生が受験勉強をするにあたって、中学生向けの問題集を取り組んでは何百問といても偏差値はあがらないし、逆に大学生向けの教科書を読んでも偏差値はあがりません。自分の学力にあった相棒を見つけることができれば学力は上がりますし、そればっかり何周も自習して進めれば志望校の合格がどんどん近づいてきます。
とても当たり前で簡単に聞こえる話かもしれませんが、大学受験生100人を調査したときに一体何人がそのような勉強の進め方をしているでしょうか?
50人は絶対にいかないし、10人いるかさえあやしいです。でも5人くらいはいるでしょう。
自分の学力に対して簡単な問題集ばかりやる高校生は少ないです。基本的には身の丈に合わない難しい問題集を取り組みがちです。レベルが高い問題集に取り組んでいると、自分がそれだけレベルの高い高校生なんだと思い込めるからだと思います。
もちろん大学入試では難問も出題されますが合否を左右するのは
10人中7人が解ける基本的な問題を全て取り切る
ことができるかどうかです。
数学なら青チャートの例題を入試前日まで何度も取り組んで、チャートと同じ問題が出題されたらその問題だけは落とさないようにするだけです。チャートだけで演習不足になる大学は愛知県周辺だと名大理系と国公立医医しかありません。
といっても自分のことだと思ってもらえないと思うので、具体的に書いておきます。
公立高校生の場合、
物理:重要問題集
数学:スタンダード、メジアンなど数研出版の入試問題集
が身の丈に合わない難しい問題集になっていることがほとんどです。