月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

遠い未来はどうしようもできないが

人間の行動はだいたい同世代100人を並べたときのパターンとして決まっている側面はあります。一学年200人の中学生のうち、テストで全科目90点以上取れる人は10人くらいだし、80点以上になるとその次の20人くらいで・・・とだいたい割合が決まっていて、それがいきなり「今年だけ全科目90点以上が50人いる」とはなりません。せいぜいプラスマイナス数人の世界です。

でもだからといって、「自分の人生は決まっているなら頑張らなくていいじゃん」というのは早計です。

蓋を開けてみたら最終的には自分の行動はある集団の中のパターンとして説明できますが、蓋がしまるまではまだ自分の行動で未来がどうにでもなります。

大学受験でいうと、最終的な進学先のレベルは全統模試偏差値でいって10くらいは自分の努力で上下できます。これは高校1、2年生にとっての話。もちろん中学生の時点から考えればもっと努力でなんとかなる幅は大きくなります。

なんだかんだいって、その瞬間の努力で自分の人生は少しずつ変わります。毎日の勉強で上がる学力はわずかですが、それが半年、一年と継続されると大きな結果になります。

塾で勉強している人は、毎回の授業が自分の入試結果につながる一回だと思って取り組むとだいぶ人生変わります。

数学で例えるなら、今がx=tだとして、遠い未来x=t+Δtにおけるf(t+Δt)の値はどうしようもできませんが(あくまで今はx=tだし)、接線の傾きをちょっと大きくするくらいはできるので結果としてf(t+Δt)が望ましい値になることもある、という感じですね。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp