先日、英語の教材を発明した記事を書きました。
単語につられないトレーニング - 月刊木村:清須市で営む塾での日々
それの実例です。
たとえばこんな例文があるとします。
こうやって関係代名詞whatや接続詞thatがあっても、それらの文法上の働きを無視して
「私が理解している彼は提案を拒んだ」
などという単語の足し算をする高校生はものすごく多いです。
いわゆる「自称進学校」的な高校だと学年全体の3-4割くらいは程度の差はあれど単語の足し算で英語を乗り切っています。いやもっと多いかも。
そこで私が開発した矯正トレーニングの出番です。
テクマクマヤコンテクマクマヤコン
文の骨格だけになーれー!(古っ)
ドドン
ではこの文はどう訳したらいいでしょう?
たとえば
S V O
という骨格に対する日本語訳は
「SはOをVする」
です。
What S Vt is that S Vt O.
は下線部が関係代名詞whatで「SがVtするもの(こと)」
isの直後のthatは後ろにS Vt Oという完全文があるので接続詞that。be以下は「SがOをVtすること」
よって全体は
「SがVtするものは、SがOをVtすることだ」
になります。
授業中の添削では
このようになりました。
これを踏まえて、単語を入れた日本語訳を作ってもらうと
このように、文法的に正しい日本語になります。