月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

諸留さん

会社員2年目当時、私はハイタッチセールス(お客さんのところに直接訪問する営業)からパートナーセールス(販売店さんに売ってもらう営業)へと異動になったばかりだったんですが、販売店営業なんてどうやってやればいいのかも良く分からず、結構困っていました。

パートナーセールスになると大きく変わるのが接待の有無です。ハイタッチ営業では接待がありませんが、パートナーセールスになると接待があります。接待といっても、お客さんを誘って飲みにいって、お金をこちらが払うという程度のものです。

大企業勤務の営業となると、お客さんの偉い人とこちら側の偉い人の面会の予定を組むとか、接待するとか、とにかく調整ごとが仕事の大部分を占めます。多い時には

相手方:社長、部長、課長、担当者

こちら側:副社長、部長、課長、担当者

の4-4での打合せになることもあります。

その場合はまずこちらの偉い人達に「○月××日と△△日の13時〜15時ブロックしてください!」と連絡したあとで、お客さん側の担当者にに「この候補日で打合せしたいのですがご都合いかがでしょうか」などとメール送信して日程を決めてもらったあと、今度は打ち合わせ用の資料を上司と相談しながら作って人数分+2部くらい印刷して、当日の訪問前にこちら側のお偉いさん(副社長とか部長とか)に「今日はこれこれこういう話をして、こういう合意をしたいですっ!」などと事前ブリーフィングして場合によっては「なんだこの資料は作り直しだ」とちゃぶ台をひっくりかえされたりしながら、お偉いさん同士のなんだか良く分からない打合せの進行を見守ります。

そして事前に接待交際費申請をして10万円くらいの予算を確保し、会社の接待になるような多少高級感がある飲食店を予約し、偉い人同士の良く分からない会話を聞きながらどれだけ飲んでも緊張感ゆえに全く酔えないお酒を飲み、なんとなく親睦が深まった感が成果物となります。

あっ本当は諸留さんという素敵な先輩のことを書こうと思ったのに、もう800文字を超えてしまったので今日はこれにておしまい。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
http://www.sodeng.jp