月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

文転

高校2年生で理系クラスに所属している人で、今くらいの時期になると文転を考える人がいます。文転とは、理系クラスで当初は理系学部への進学を目指していたが、やっぱり文系学部を受験したいと心変わりして実際に受験科目を変更することを指します。

文転については私は気軽にやったら良い派です。

受験科目が減ったり増えたりしますが、文転をしたいと思う人なら国語や社会が増えることは問題ないでしょう。

やりかけの数IIIはそんなに無駄になることもありません。数IIIの勉強なんてほとんど数IAIIBの復習みたいなもんです。

唯一負担なのは、今後一年間は学校のテストで数IIIや理科で赤点をとらないようにテスト勉強しなければならないことです。文転とは受験科目の変更であって所属クラスの変更ではありません。

でもこの点さえクリアできてしまえば、全く問題無いです。

よく「文系科目の受験対策が学校でできない」と不安に思う人がいるようですが、自習メニューさえうまく決定できれば学校の授業なんてむしろ聞かないほうが入試の得点は上がります。

自習で勉強が進められないというのは、「参考書に書いてある日本語を読んで理解する」という日本語能力がないということなので、日本語を読んでナンボの文転はきついかもしれません。

でも大丈夫です。文転で必要な科目の英語はそもそも学校で受験勉強になる授業を提供している先生なんてほとんどいないし、数学はすでに1AIIBを教わった状態のはずなので今さら聞くべき説明もありません。国語も英語と同じで、学校の授業で入試の国語は解けるようになりません。古文漢文はスタディサプリで勉強すればokです。

 

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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