月刊木村:清須市で営む塾での日々

相伝学舎という塾を経営しています。好奇心の格差時代に、大学受験を通じた成功体験の場を提供することが使命です。

大学受験の受験方式(一般入試、推薦入試)

愛知県高校入試が終わって、このblogも高校入試関連の記事がよく検索に引っかかって読まれています。

これから高校生になる人にとって3年先の大学受験は遠い未来のことのように思えるかもしれませんが、受験方式くらいはおさえておきましょう。

大学受験にはおおきく分けて国公立大一般入試、私大一般入試、私大推薦入試の3つの入試方式があります。このほかにも細かい入試方式は色々ありますがとりあえずこの3つを知っておいてください。

国公立大の一般入試は、マーク式の共通テストと記述式の二次試験の2つの試験の得点で合否が決まります。どちらも問題はとても難しいです。高校入試の5科目分の勉強量より、大学入試の数学1科目分のほうが必要な勉強量が多いです。多いだけでなく難解なので、最後まで教科書内容を覚えきらずに入試を受験する人も少なくありません。

共通テストは理系なら英・数・理・理・社・国で文系なら英・数・理・理・社・社・国です。二次試験は大学によってまちまちですが、2-3科目のところが多いです。

高校入試と大きく違うのは内申点がないことです。一応3年間の通算成績はつきますが、国公立大の一般入試には関係ありません。だから、授業中に内職をして受験勉強をするという作戦がいたるところで実行されます。

私立大の一般入試はおもにマーク式の試験ですがほとんどの大学で受験科目は3科目です。そのため、もうすでに志望校が私大と決まっている人は高1のうちから受験科目以外の科目はほとんど勉強せず、3科目だけひたすら勉強しつづけるという作戦が合理的です。

私大一般入試でも高校の成績はまず見られません。

最後に推薦入試ですが、指定校推薦というものがあってこちらは高校の成績で進路が決まるというものです。3年間定期テストでずっと上位をキープし続けて良い成績を取り続けると、その高校がもっている推薦枠から推薦をゲットできて合格が決まります。指定校推薦は私大だけの受験方式です。

新高校1年生はまずは自分がどの受験方式でいくのかを決めるのが大事です。

中学時代のように「学校の勉強を頑張っていればその先に高校入試がある」わけではありません。どの大学を、どういう受験方式で受けて、受験科目を何にするのか、全て自分で決めます。

大学受験 相伝学舎 (清須校舎、桜山校舎)
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