塾にも色々種類があります。予備校のように一方通行の授業から受講生が勝手に色々学び取ることで学習効果を発揮するところもありますし、私の塾では逆に塾生に問題を解かせることから始めてそれぞれの学力を測って授業を作るというやりかたを採用しています。
毎回塾生に問題を解かせてその出来不出来を観察すると、高校生の英単語の暗記量や積分の計算力がどの程度なのか良く分かります。たとえば
・experimentとexperienceの意味を高3になっても区別していない
・直線と放物線の囲う面積をいきなり1/6公式で立式しはじめてx^2の係数の分だけ計算を間違える
ということは、高校生によくあることです。それぞれ10人中2-3人に起こることですが、逆に両方ともできる人は(それぞれが独立と仮定して)8割×8割=0.64で10人中6-7人ということになります。
もちろんこの2つ以外にも10人中8人はできるが2人は間違えることが大学受験には山盛りありますので、そういう「できて当然?」くらいのことを徹底するだけで、
8割×8割×8割×・・・
の掛け合わせで一気に偏差値が上がる計算になります。